脳血管性認知症とは

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脳血管性認知症とは

「脳血管性認知症」とは、アルツハイマー病に次いで、認知症と呼ばれる症状の割合を占める病気です。

 

認知症を引き起こす病気の約2割が、脳血管性認知症です。60〜70歳代の男性が、この脳血管性認知症になりやすいとされています。

 

脳内に脳梗塞や脳出血が起きやすくなり、脳内周辺の神経細胞の機能が損なわれてしまい、認知機能が低下します。また、脳梗塞、脳出血が脳内でどれぐらい広がっているのか、深刻化していくのか回復していくのか。

 

脳内で発病した症状の具合によって、認知機能障害の進行や低下などのあらわれ方が変化します。

 

脳梗塞とは:
脳の組織になんらかの理由で酸素や栄養が届かなくなり、脳神経が壊死してしまったことで起きる病気です。

 

脳出血とは:
高血圧などが病気が原因で血管が傷つき、脳内で出血してしまうことです。

 

大きな脳梗塞が起きなければいい、というわけではありません。高齢になってくると、約3割の方が小さいながらも脳梗塞を1つ、2つは脳内に起きています。たとえ小さな脳梗塞でも数が増えると危険です。

 

いくつも重なって、認知機能に影響が出ます。脳血管性認知症にいたります。そして、

 

「脳梗塞が脳内のどこに起きたか?」

 

というのもポイントです。小さな脳梗塞でも部位によっては、脳血管性認知症へとつながってしまいます。大きな脳梗塞であれば治療したとしても、脳神経への損傷が後遺症として残り、認知症となってしまうことがあります。

 

・脳梗塞、脳出血による脳神経へのダメージ
 ↓
・認知機能に障害があらわれる(脳血管性認知症)

 

つまり、この脳血管性認知症は、アルツハイマー病とは違い、原因がわかりやすいです。脳内の梗塞、出血の早期発見、治療。

 

認知症にいたる前に、防ぐことができます。

 

この脳血管性認知症も、日頃の生活習慣を正すことで予防することができるのです。脳内での梗塞や出血が起きる原因、それは「動脈硬化」や「高血圧」、「高脂血症(脂質異常症)」といったものが原因です。

 

動脈硬化とは:
血管が硬くなることです。その影響で血液が上手く流れないようになります。脳梗塞にもつながります。

 

高血圧とは:
血圧が正常範囲と定められている数字を超える。そうなると高血圧と診断されます。血管が傷つきやすくなり、様々な病気の元になるのが問題です。

 

高脂血症(脂質異常症)とは:
血液中に含まれる脂質が、正常範囲とされる数字より多くなると高脂血症と呼ばれます。血がドロドロになり、血管に詰まりやすくなります。

 

脳血管性認知症につながる病気自体が生活習慣病なので、これらを予防することが認知症を避けることになるのです。

 

脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血が原因で引き起こされる認知症です。

 

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