認知症予防のために、目を閉じての片足立ちをする

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平衡感覚と認知症の関係

バランス感覚を養うことが認知症予防になることをお伝えします。

 

ある調査で、まだ認知症の症状があらわれていない高齢者の方の身体能力検査が行われました。それから6年後、同じ人たちに改めて認知症の調査を行いました。そして、認知症になっている人たちと、認知症の症状が出ていない人たちがおられました。

 

この調査でわかったこと。それは平衡感覚が悪かった人たちが、認知症になっている割合が多かったというのです。それとは対照的に、平衡感覚が良かった人たちには、認知機能も維持できていたのです。

 

バランス感覚が良い人は悪い人と比較して、3分の1の方しか認知症になっていなかった、という調査結果だったのです。認知症になる人が9人いれば、6人の方が「平衡感覚が悪い人」だったのです。

 

これとは別の調査でも、平衡感覚が悪い人の方が認知症の進む速度が速いという調査結果もあります。片足立ちできる時間が短くバランス力が無くなっていた人は、記憶力調査で悪い結果が出てしまう結果になっていたのです。

 

・平衡感覚が無くなる=認知症になりやすい

 

バランス力の低下は認知症の兆候のひとつです。無関係ではないのです。平衡感覚が低下してしまう理由のひとつは筋肉の衰えです。下半身の筋力低下が体を支える能力を失ってしまうことでバランス感覚を維持できなくなってしまうのです。

 

転倒して怪我を負ってしまう危険もあります。ケガ防止に、そして平衡感覚を維持するための運動が必要です。

 

その方法として「目を閉じて片足立ち」をご家族の方に実践していただきたいのです。この方法はどこでもできて、簡単で、気軽に取り組める平衡感覚を鍛えるトレーニングです。周りから見ても、自分の感覚でも、わかりやすくバランス力を判断できますし、それ故に長く片足立ちできるようになると「効果が出てきた!」とすぐに実感できます。

 

やり方はまず左右どちらでもいいので片足だけで立った状態になります。その後、目を閉じるだけです。なるべく長く立っていられるように踏ん張るだけです。

 

是非今すぐ試してみていただきたいのですが、かなり難しいです。片足で立つだけなら問題なくできると思うのですが、その状態で目を閉じると一気に立っているのが大変になります。

 

目を閉じるだけで本当に平衡感覚がおかしくなります。立っている足のふくらはぎがプルプルしてきて、足全体がぶれてきます。目を開けるとまた平衡感覚は戻って簡単に立っていられるようになります。

 

目を開けていると簡単な片足立ちも、目を閉じると途端に片足立ちの難易度が高くなります。

 

この目を閉じての片足立ちを長く続ける状態になることが目的です。

 

長く続く状態は平衡感覚が優れている証です。

 

「どれくらい立てればいい?」という目安ですが、

 

 ・20歳代の方なら70秒ほど
 ・30歳代の方なら55秒ほど
 ・40歳代の方なら40秒ほど
 ・50歳代の方なら30秒ほど
 ・60歳代の方なら20秒ほど
 ・70歳代の方なら10秒ほど
 ・80歳以上の方なら4〜5秒ほど

 

これぐらいの数字が目安として参考にしていただきたい閉眼片足立ちのタイムです。ただ、やっていただくとわかりますが、なかなかこの数字は大変です。あくまで「目標」として捉えて、「自分には出来ない・・・」と深く落ち込む必要はありません。

 

継続してやっていると達成できないタイムでもないので、気長に、気軽に取り組んでいただきたいです。

 

認知症予防のために、目を閉じての片足立ちで平衡感覚を鍛える

平衡感覚の低下が、認知症になる確率を上げてしまう
閉眼片足立ちで平衡感覚と養い、下半身の筋肉を鍛えて転倒防止
やり方

 1.左右どちらの足でもいいので片足立ちになる
 ↓
 2.目を閉じる
 ↓
 3.その状態を長く維持する 例:60歳代の方なら20秒ほどを目安
 ↓
 もう片方の足で1〜3を繰り返す

 

一日に3〜5分ほどでもいいので、目を閉じての片足立ちをする時間を取ってください。

 

場所を気にせずにやれて何時だって行えるトレーニング法です。平衡感覚の維持が認知症予防になります。是非、ご家族の方に取り組んでいただけるようにしてもらってください。

 

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