睡眠不足と認知症について

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睡眠が足りないと認知症になる

睡眠時間をちゃんと取ることは大事なことです。寝ないで活発に活動できる人はいません。睡眠は体力回復の効果がありますが、それだけではなく脳にも大きな影響があります。簡単にお伝えすると、睡眠不足がアルツハイマー病の原因になります。

 

寝ているとき、脳内でアルツハイマー病の元凶とされている「アミロイドβタンパク」が減少するのが確認されているのです。

 

ですが残念なことに、眠りから目覚めるとアミロイドβタンパクはふたたび増えます。寝てはアミロイドβタンパクの数を減らし、起きてはアミロイドβタンパクが増える、ということが脳内で行われているのです。しかし、寝る時間が取れず睡眠不足になってしまうと、脳内でアミロイドβタンパクが蓄積する量が増えてしまうのです。

 

その結果、アルツハイマー病を引き起こしてしまいます。

 

アミロイドβタンパクの生成、減少のバランスを睡眠不足によって破壊してしまうのです。睡眠時のアミロイドβタンパク減少効果は大切なのです。「たまに睡眠不足になる」程度では大きな問題は起きないはずです。問題なのは、「毎日、睡眠時間を少ししか取らない生活習慣」です。

 

長年に渡って睡眠時間を取らずにいると、老後、アルツハイマー病にかかる確率が上がります。昼寝のお話なのですが、昼寝自体は良いことです。(仕事の効率が上がったり、ストレス解消などの効果もあります)

 

ただ、昼寝が原因で夜ぐっすり眠れなくなる、というのであれば問題です。(昼寝はあくまでも小休憩です。寝たとしても20分前後ぐらいでなくてはいけません)

 

昼寝をする際はその睡眠時間にお気を付けください。睡眠不足の原因になります。

 

また、成人の睡眠時間は6〜8時間が良いとされています。平均睡眠時間が5時間を下回る場合、アミロイドβタンパクによるアルツハイマー病の問題だけでなく、別の病気、ひいては別の認知症にもつながっていきます。この5時間という睡眠時間以下だと、内臓脂肪が付きやすくなるのです。

 

内臓脂肪とは:
内臓の外側、腹筋の内側に付いている脂肪です。内臓を守る役割があるのですが、「付きやすく、溶けやすい」性質を持っていて、溶ける際にドロドロの脂質が血中に流れ、様々な病気の引き金になります。

 

内臓脂肪によるドロドロの血液が原因で血管に影響が出たり、血液自体が異常な性質を持つようになります。

 

それが「インスリン抵抗性」を誘発し「動脈硬化」「高血圧」「高脂血症(脂質異常症)」「糖尿病」の原因になり、脳梗塞、脳出血を起こしてしまい「脳血管性認知症」につながってしまいます。

 

インスリン抵抗性とは:
インスリンというすい臓から分泌されているホルモンが、血糖値を下げる働きをします。インスリンの働きが低下してしまうのを「インスリン抵抗性」と呼びます。血糖を低下させようとしてもインスリンが効果的に働かず、過剰にインスリンが分泌されている状態です。下記の病気にかかりやすくなります。

 

動脈硬化とは:
血管が硬くなることです。その影響で血液が上手く流れないようになります。脳梗塞にもつながります。

 

高血圧とは:
血圧が正常範囲と定められている数字を超える。そうなると高血圧と診断されます。血管が傷つきやすくなり、様々な病気の元になるのが問題です。

 

高脂血症(脂質異常症)とは:
血液中に含まれる脂質が、正常範囲とされる数字より多くなると高脂血症と呼ばれます。血がドロドロになり、血管に詰まりやすくなります。

 

糖尿病とは:
血糖値が高すぎる状態です。体内の血管を傷つけて様々な病気につながります。エネルギーが非効率的に尿として出てしまうために体調を崩しやすくなります。別の病気を引き起こす(合併症)原因にもなります。

 

普段はたっぷりと睡眠をとっている方が一晩だけ睡眠時間を減らしただけでも、インスリン抵抗性が誘発されてしまうことがあるそうです。

 

睡眠と認知症は無関係ではありません。「寝ない」という悪い生活習慣には、注意してしなくてはいけません。

 

睡眠と認知症について

睡眠不足によってアルツハイマー病の原因となるアミロイドβタンパク蓄積を招く
寝不足が内臓脂肪を付ける原因で様々な病気の元となり、その病気から認知症につながる
一日の睡眠時間は6〜8時間ほど取る

 

睡眠は健康のための必須事項です。太ってしまう原因でもあり、肥満は認知症の発症確率を高めます。

 

認知症は、生活習慣病と言えるものです。健康に気をつければ認知症予防になります。

 

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