正常老化と認知症の違い

こちらからブックマークできます⇒

正常老化と認知症の違い

人間が老化と共に認知機能が低下していくのは、脳内の神経細胞が減っていくのが原因です。しかも、神経細胞の減少は生後二ヶ月以降から始まります。

 

神経細胞とは:
脳が取り入れた情報を他の細胞に伝える働きと、情報の処理を行う細胞です。神経細胞のおかげで記憶の想起ができます。

 

減少のスピードは一日に約10万個ほどだそうです。

 

「多すぎじゃ・・・」

 

と心配になったかもしれません。ですがご安心ください。生まれてまもなく、毎日大量の神経細胞が死滅していくんですが、これは使われていない無駄な伝達回路を遮断し、効率よく神経細胞が働くためだと思ってください。

 

不必要な神経細胞が消えていくだけで、これは正常なのです。誰の脳内にでも起きている事象です。ただ、長く生きればこれまで活用されていた神経細胞も減っていくので、認知機能に影響があらわれます。

 

今まで使われていた神経細胞。その神経細胞の減少が記憶力の低下になるのです。

 

正常につながって情報伝達を行っていた神経細胞が、減少、あるいはなにかしらの衝撃によって破壊され、うまく機能しなくなり認知機能低下ということになってしまうのです。

 

では、人間の脳内には、どれだけの神経細胞があるのでしょう?ある学者が人間の神経細胞の数を数えたそうですが、実はその数は約140億個もあるそうです。神経細胞は一日約10万個減少。でも、人間は約140億個の神経細胞を持っている。

 

一年で約3650万個程度。

 

十年で約3億6500万個程度。

 

百年で約36億5000万個程度。

 

百歳まで生きても、140億ー36億=104億。適当に計算しても、100億以上の神経細胞が残るのです。この程度の減少は認知症とは関係が無く、「物忘れをすることがある」程度なのです。

 

また、脳の重さは二十歳ぐらい(脳重量のピーク)の人の平均は、

 

・男性で約1400グラム
・女性で約1200グラム

 

だそうです。高齢になっても、脳の重量は約−100グラムほどしか影響がありません。脳の構造にも乱れが見られません。

 

しかし・・・

 

これまでお伝えしたのはあくまでも「正常」である場合です。

 

認知症になると急激に脳への悪影響が見られます。

 

神経細胞の数、脳重量の低下するスピードが速く、脳の構造にも変化があらわれます。脳は6つの層のように構造が分かれているのですが、溶けて一塊のような形に変化し、脳の萎縮がはじまるのです。

 

「アルツハイマー病」で亡くなったある女性の方の脳は、800グラムに満たなかったと言います。この脳の変化がアルツハイマー病という認知症の特徴です。

 

正常な脳はその形にも異常がありません。

 

アルツハイマー病は脳の構造自体に異変が起きています。また、「脳血管性認知症」と呼ばれている認知症は、脳内で梗塞などができて神経細胞を圧迫して破壊してしまうのが原因になります。

 

神経細胞は認知機能を保つために重要な役目があります。神経細胞は高齢になっても新たに作り出せます。神経細胞は活発に使うことでその数を増やすこともできます。それが認知症予防にもなります。

 

運動や食生活などの生活習慣、頭を使った知的作業など、予防策はたくさんあります。いつまでも若い頃と同じような脳の状態を保つことで、認知症を遠ざけられます。

 

トップページへ戻る

 
スポンサードリンク

 
トップページ 動画 注意すること 認知症予防法