認知症は昔のことを覚えていても、新しいことは覚えられない

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昔のことは覚えているけれど、

最近起きた出来事は覚えられない。

そして次第に昔のことも・・・

 

認知症の方は、ずっと昔に起きた出来事や習得した知識などを覚えていたり、長年行い身に付けていた活動の作業手順などをなんなくこなすことができる反面、ほんの数分前、あるいは数秒前の出来事や体験を忘れてしまうといった現象が見られるようになります。

 

物事を正確に記憶して思い出すには、欠けてはならない必要な作業があります。

 

1.「記銘」...新しい物事を覚える働き
2.「保持」...覚えたことを一定期間保持する働き
3.「想起」...覚えたことを思い出す働き
4.「再認」...覚えたことを正しいと判断する働き

 

この4つの作業が正常に行われることで、新しい情報などを脳が覚えて、思い出す、といったことが可能となります。認知症の影が見え始めると、まず最近の記憶である「短期記憶(近時記憶)」ができなくなります。

 

これは「記銘」と「想起」の働きができなくなるからです。そのために、何を伝えても認知症の方はすぐに忘れてしまい、同じことを繰り返し話す、といったことが多くなります。電話に出ても数分後に電話に出たこと自体を忘れてしまい、用件が何だったのかがわからなくなったり、お願い事をしても、忘れてしまうために、実行してもらえません。

 

ほんのちょっと前の出来事、それを忘れてしまうといったことが認知症の初期に見られるようになります。ですが、初期段階では「長期記憶(遠隔記憶)は正常に保たれているものです。

 

昔体験した出来事や自分の誕生日などの「エピソード記憶」ははっきりとしています。また、過去に活動していたときにや身に付けていた作業や専門技術、習慣などの動作、行動も問題なく可能です。(手続記憶)

 

長い年月を重ねて体得した技は、体も覚えているのです。しかし、その長年養ってきた知識や記憶も、次第に失われていきます。記憶の「保持」と「再認」ができなくなり、過去の出来事も断片的にしか思い出せなくなっていきます。

 

認知機能は、最近のことが記憶できなく段階から始まり、そして過去の大事な記憶も無くしてしまいます。

 

初期段階では、認知症の方が記憶力が低下していることを自覚できていることもあり、この先の自分自身がどうなるのか不安に感じるものです。それがストレスとなりイライラしたり落ち着かなくなったりしてしまいます。

 

そのストレスが原因で、周囲の目からすると異常とも見て取れる行動や発言にもつながっています。認知症になると記憶を失い、心理的な不安も抱え込むということです。

 

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